つづき、
怨み屋は竜ヶ崎の名を知っていたようだ。
自ら接触して睡眠薬で眠らせて殺そうとするが、
竜ヶ崎は自らを傷つけ眠りを防ぎ、怨み屋は失敗する。
情報屋は正体を隠しつつ野田刑事と裏取引。
(第八話の大野弥生にだまされた男で今は借金で困っている)
得た情報とは、竜ヶ崎が書いた蝶と少女のあの事件調書コピー。
(『新城聖美 九歳』 怨み屋に何か関係あるはず)
怨み屋は依頼完遂のため再び動く。
竜ヶ崎元刑事は、寄木の元先輩で、
怨み屋に襲われたことを話し、
似顔絵を完成させ、探し出すよう命じる。
怨み屋は十二月田に、上官のフィアンセとして、
竜ヶ崎の筆跡を真似て偽造手紙を書くよう指令を与える。
報酬を提示されるも、十二月田は上官のフィアンセならばと
無償で指令を受け入れる。
(相変わらず十二月田シーンは面白い!)
竜ヶ崎は喜世子が怨み屋を雇ったと推測して襲い掛かる。
暴行シーンでちょっとエロい。
尾行していたシュウが機転を利かせて助け出す。
「変身、とお!(ガス会社員)」
十二月田はパソコンを駆使して、
筆跡を読み込んで手紙を作成、印刷、筆跡をなぞる。
同じ頃、シュウが警察に何か届け物。
寄木たちはかつての竜ヶ崎の捜査資料から怨み屋を追い、
そんな中、未解決である新城一家殺害事件の資料を見つける。
資料によると、平成四年、新城モツジ教授が森で殺され、
犯人は家に押し入り、妻アズサ、長男ミキヒコも殺害。
末っ子の聖美キヨミだけ生き残った。
シュウからの届け物は寄木宛てのMDだった。
寄木は竜ヶ崎に会って聞かせ、その内容は
喜世子を襲う声で、恐喝と婦女暴行の容疑がかける。
竜ヶ崎は逃亡、寄木は追わず証拠を固める手順を取る。
怨み屋が再び竜ヶ崎に接触。
偽造手紙は遺書であり、拾わせた際に指紋も付き完璧。
争って格闘、包丁を腹に刺す。
「死んだ人間より、生き残った人間のほうがつらいの。
事件の記憶は死ぬまで一生消えない」
竜ヶ崎絶命。
怨み屋は喜世子から報酬1000万円を得て、依頼終了。
寄木は竜ヶ崎の死を自殺ではなく怨み屋によるものと確信を持つ。
おわり。
字幕テロップ
『このあと緊急告知』
CMあけ、
怨み屋が怨み屋本舗のモバイルサイトの充実を告知。
どちらかと言うと演じる人の人格で惜しい。
ぜひ怨み屋の人格で語ってほしかった。
徐々に明らかになる怨み屋の過去。
あの少女は怨み屋本人か。
初期の回で青い蝶の宅配便で喜んだ怨み屋。
蝶の研究らしきことをしていた教授。
大きなつながりはあるが、
はたして直接のつながりはあるだろうか。
竜ヶ崎のことを知っていた怨み屋。
殺すのは依頼だとしても、かつて事件の担当刑事だった竜ヶ崎を
好ましく思っていない感じなのはなぜだろう。
事件を解決させなかった上に刑事を
辞めて無法者になっているからか。
そもそもこの事件の犯人はいったい…。
ツッコミ
・番組説明、怨み屋の名刺
→内藤夫人が怨み屋の名刺を知るのは
夫のケータイへ怨み屋からのメール添付画像。
・情報屋が野田から手に入れた新城一家の件の調書コピー
→ハンコが赤いからコピーではないのでは
あっ、野田が原本を間違えて情報屋に渡してしまったのか。
婦人警官が怨み屋を描いた似顔絵がそっくりですごい。
実際の警察においても、似顔絵専門職らしいしな。
設定は平成18年、
事件は平成4年。14年前に9歳、今は23歳。
怨み屋が聖美なら年齢23歳。
桑名里瑛さん、中高生役の子がかわいいし、泣きの熱演がいい。
キャスト
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怨み屋_(木下あゆ美)ダークヒロイン
情報屋_(寺島進)怨み屋の協力者
十二月田猛臣(前田健)オタク、情報屋の隣人
杉河里奈(葵)女子高生、怨み屋のもとで働く
シュウ_(竹財輝之助)怨み屋本舗の工作員
野田修一巡査(マイク・ハン)刑事
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内藤(太田浩介)居酒屋主人、前科から元刑事悪徳竜ヶ崎から恐喝される
内藤ちひろ(桑名里瑛)内藤の娘、セーラー服
婦人警官1(池野浩子)怨み屋の似顔絵作成
婦人警官2(立花彩野)MDを寄木に届ける
(喜安浩平)刑事
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宮野警視正(池内万作)野田の同期、渋谷南警察署長
内藤喜世子(宮崎ますみ)依頼人、夫を殺され怨み屋に依頼
竜ヶ崎寅男(不破万作)元刑事、立場を利用して前科者を恐喝、怨み屋により殺害
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寄木聡警部(きたろう)刑事
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脚本 川嶋澄乃
演出 仁木啓介