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2007年12月07日

医龍2 第九話

「余命2ヶ月!!奇跡の手術」

2007年12月6日(木)22:00-22:54

ある程度仕上がった途中段階ですが、記事アップ。
後日、完全に追記予定。

一応完全に追記終了。

朝田の「時間がない」は少年の命のことだった!?
野口、片岡から出された条件を飲んで、北洋での手術で命を救われる。
その条件から、少年の手術のためにチームは明真へ。

片岡の回想、どうやら幼い頃に温かい先生に命を救われたか。
ん? 父か? 字幕役名が(医者)じゃなく(男)だったのが気になるな。
うちの記事では医者にしといたけど。

片岡、野口の裏切りも知らずに、勝ち誇った顔をしてるなぁ。
一応、善の人間のようだから、
彼女のイーグル〜社と野口の契約したゴールド〜社で、
何か大きな展開があるんだろうなぁ。

伊集院、松平に励まされスランプ脱出。

野口、ひたすら悪の人。恩はすぐに忘れ『喉元過ぎれば〜』

全セリフ

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北洋、医局、
藤吉「音部雄太くん、九歳。拡張型心筋症」
外山「拡張型心筋症…」
朝田「俺が二年前、バチスタをした。
 アフリカのNGOで働いてる時に知り合った
 海外青年協力隊の息子さんだ。
 重度の拡張型心筋症で、現地では他に手段がなく、
 オペするしかなかった。だが…、やはり…。
 再び心機能が悪化した。
 父親は、過労がたたって亡くなった。
 今は母親が女手一つで雄太君と兄弟を支えている」
藤吉「今は別の病院に入院中で
 詳しい検査をしてみないと分からないが、
 三尖弁閉鎖不全症とうっ血肝も併発してる可能性もある。
 病状が悪化してる可能性は大だ」
小高「九歳…」
外山「厳しいな…」
朝田「ご両親は、海外での心臓移植を考えられていた。
 だが…」
外山「金…、か」
藤吉「海外での移植では、最低でも一億以上の金がかかる」
朝田「この患者には、時間がない。
 何とか、助けたい」

明真、倒れている野口、
木原「先生!
 誰か。だ…、誰…」
野口「あっ…」
木原「はい(机を指され、薬を取りに行く)」
野口「ああ…」
木原「は…、はい。
 ニトロ…。
 先生(飲ませてあげる)」
野口「あ…、ああ…」
木原「先生。
 だ…、誰か!」
人を呼ぼうとする木原を、野口は止める。

北洋、
善田「(朝田に)野口とは大学の同期でした。
 彼を変えたのは、わたしかもしれない」

明真、
木原「狭心症? 今、鬼頭先生を呼んできます!」
野口「ノー」
木原「えっ?」
野口「鬼頭、ノー」
木原「何をおっしゃってるんですか?
 狭心症なら、鬼頭先生にお願いすれば…!」
野口「ノー。このことはシークレットだ」
木原「シークレットなんて言ってる場合じゃないです!
 この状態では、恐らく今度は、心筋梗塞。
 このままでは五日後のサイトビジットも…」
野口「ノー。
 サイトビジットは絶対成功させる」
木原「しかし…!」
野口「わたしは、明真を変えるためにここへ戻ってきたんだ。
 絶対に成功させなきゃいけないんだ」

伊集院、まだ豚肉で練習中、回想、
<才能って、やっぱりあるんですかね?>
<俺が代わる>
<やっぱり…、何か僕、才能ないのかな>

面談、
朝田「一年前より、状態は悪くなってます」
藤吉「このままでは、肝不全や腎不全を
 いつ併発してもおかしくない」
朝田「本人の状態が心配です」
(衝撃を受ける母)
美和「先生は、今度心機能が低下した場合は
 心臓移植はしたほうがいいっておっしゃってました。
 心臓移植はやっぱりアメリカに行かないと無理なんでしょうか?」
藤吉「日本では15歳未満のドナー…。
 つまり、臓器提供が認められていません。
 それに日本では心臓移植自体が昨年で10例。
 移植法が施行されてから10年間、
 約290人の希望者が登録されましたが、
 移植が出来たのは、そのうちの49人です」
美和「日本じゃ子供の心臓移植は難しいんですね。
 それで、雄太はあとどれくらい生きられるんですか?」
朝田「今のままの状態だと、もって二ヶ月です」

美和を見送る朝田、
それを見る片岡、
藤吉「また朝田を頼って患者が来た。
 こういう時代だからこそ、
 人は本物の医療って物を求めてるんだ。
 ここのチームを、みんな求めてるんだよ」
片岡「今の患者は?」
藤吉「九歳になる息子さんが、
 拡張型心筋症にTRとうっ血肝を併発している。
 患者の年齢を考えると、
 心臓移植も視野に入れないといけないかもな」
片岡「どうする気?
 日本じゃ15歳未満の臓器提供は認められていない。
 それに認定施設じゃなきゃ移植は出来ない」
藤吉「分かってる」
片岡「じゃあ…」
藤吉「追い返せば満足か?
 明真が到底受け入れないと分かってて?
 無理だと分かってても、1パーセントでもいい。
 かすかな可能性に望みをかけるのが親ってもんだ。
 自分の家族が重病になって
 移植が出来ないから放り出せるのか?」

# 藤吉、片岡の素性を見抜いた?

オープニング

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

明真、野口の部屋、
鬼頭「(ノック)失礼します」
木原「あっ、あの…。
 野口先生は風邪で体調がすぐれませんので
 お付きしています」
鬼頭「あっ、そう。
 お話していたジャパンキャピタルの山野文彦会長の
 慈斉会(じせいかい)記念病院からの紹介状です。
 (封筒は『慈斎会』)
 会長は拡張型心筋症で、
 今は飛行機に乗るのも難しい状態。
 明真が、心臓移植実施施設になるならと、
 慈斉会記念病院より、うちへの転院を希望されています。
 (黙り込んでいる野口を疑問に思いつつ)
 移植実施施設、認定後の第一号患者として、
 新生メイシンで心臓移植を行なう。
 野口先生が気にかけておられるマスコミ受けも、
 山野会長なら、申し分ないんじゃないでしょうか?
 (相変わらず黙り込んでいる野口に)
 何か、不都合でも?」
野口「いや、そういうわけじゃ…」
鬼頭「サイトビジットに問題が?」
野口「ハハハ…。五日後ですよ。
 何があるっていうんですか?」
鬼頭「あっ、なら結構ですが。失礼」

伊集院、夜、外で練習中。
朝田が声をかけようとするがそれより先に松平、
松平「もういいだろう?
 なぁに焦ってんだよ?
 (ペットボトル飲料を飲み…)
 おっ! おう寒いなおい。寒い…」
伊集院「僕、向いてない。
 向いてないんです。
 今の縫合だって外山先生なら30秒もかからない。
 どうやったって僕には無理だ。
 朝田先生の下でやってきて、
 ひょっとしたら、いつかは僕もあんなふうにって、
 思ったときもあったけど…」
松平「そりゃそうだ。
 すごいもん、外山。技術は天才だね。
 あの年で腹部大動脈瘤の人工血管置換術、たった60分。
 信じられないね。
 朝田は、天才以上だな。
 お前はまあ、並だな。
 頑張ってまあ並の上ってとこかな。
 まあだから、いいんじゃねえの?」
伊集院「えっ?」
松平「自分の限界を知ってる。だから逆に、
 自分に出来ることが見えてくんじゃねえの?
 どんな仕事でも、本当にその仕事を支えているのは、
 天才の周りの、何万、何十万の普通の人たちだ。
 でも、普通の人の、その仕事が、天才の仕事に引けをとらない。
 平凡だけど、自分だけのスペシャルな仕事だ。
 その人にしか出来ない仕事なんだ。
 自分に誠実であることはお前にしか出来ない。
 お前はそれ、やってるよ。
 胸を張れ」
去っていく松平。
伊集院の嗚咽。
朝田はそれを見つめる。
善田が朝田に声をかける。
「いい仲間ですね。 わたしにも、昔、友がいた。
 あのとき、もう少し親身に声をかけてやれれば、
 彼も違う人間になったかもしれない」

明真、
鬼頭「山野会長の転院手続きは済ませました
木原「あの、それなんですが…」
(野口、木原を制する)
野口「あっ、そう。よろしく」
木原「野口先生は風邪がまだ治りませんので…、
 今日はあのこれぐらいで…」
鬼頭「顔色が、すぐれないようですが?」
木原「体調を崩されてますから」
(鬼頭、探るように野口を見つめ…)
(野口のせきこみ←風邪の演技)
鬼頭「お大事に」
(うまくだませたらしい)

その後、
メイシンの模型を眺める野口。
野口「あっ(頭痛)」
木原「先生。鬼頭先生に診てもらえば安心です」
野口「確かにね」
木原「だったら!」
野口「確かにそうすれば助かるだろう。でもその代わり、
 翌日には、あそこに彼女が座ってる(教授のイス)。
 そして、わたしに成り代わって、サイトビジットを成功させ、
 新生メイシンを立ち上げる。
 そういう人だ」
木原「ですがこのままでは先生の命が!」
野口「死んだも同然だ!
 サイトビジットを成功させなければ、
 死んだも同然なんだ!」
木原「しかし、サイトビジットの最中に発作が起きる可能性だって…」
野口「ノー!
 発作ノー!
 死ぬのもノー!
 ノー! ノー! ノー!
 気づいたんだ」
木原「えっ?」
野口「わたしを救ってくれる医者は、世界で一人しかいない」
木原「あっ、先生…(立ち上がって大丈夫ですか?)」
野口「世界で、一人しか…」

その後、野口は北洋病院を訪れる。

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

善田「こんな形で、君が訪ねてくるとは。
 まっ、コーヒーでも。
 覚えてるか?
 よく二人でコーヒーを飲んだなあ。
 当直室の薄いコーヒーを飲んで、
 日本の心臓外科の未来について語り合ったもんだった。
 あのころの君は、純粋で努力家だった。
 だけど、残念ながら技術は私のほうが上だった。
 同期で初めて執刀医に選ばれたのも、
 わたしのほうだった。
 そのころから君は、腕を磨くのをあきらめ、
 権謀術数をろうして、権力をつかむ道を選んだな。
 別の教授に取り入り、
 わたしやライバルたちを蹴落としていった。
 君の卑劣な差し金で、
 わたしが地方の病院に飛ばされるとき、君は言った。
 『俺は医者を捨てたんだ』と。
 あれ以来、わたしは何かあると、
 君のその言葉を思い出した。
 そして自分に言い聞かせてきた。
 わたしは、医者であろうと。
 (野口の嗚咽)
 野口…」
野口「分かってる…。自分のしてきたこと…。
 それを…、認めるのが怖かった。
 怖かったんです…。
 助かりたい。死にたくない。死にたく…。
 助けてください…。助けてください…。
 助けてください…」

北洋、医局前、
伊集院はまだちょっとスランプ。
中に入ることをためらうが、松平が励ます。

中では、
外山「マジかよ? 野口が、不安定狭心症?」
野村「うちで治療したいって?」
外山「何で? 明真でやれよ!」
善田「明真の連中に知られては自分の立場は危うくなる」
外山「知らねえよ! さんざん今まで患者を見捨ててきやがって」
小高「勝手に治せばあ?」
善田「それに…、三日後のサイトビジットには
 完全復帰したいと。
 心臓移植委員会による明真の視察だそうです。
 これによって、心臓移植実施施設に認められるかどうかが決まる」
外山「じゃあもしオペ適応で、
 あしたオペするとしても二日後には…」
野村「ぴんぴんしてなきゃいけないってことですか?」
外山「そんな簡単な病変じゃねえぞ!」
善田「それに対応できるのは、朝田先生だけだと」
外山「ふざけんなよ! 受け入れるわけねえよ」
藤吉「朝田」
外山「決まってんだろ?」
朝田「ああ」
外山「だよな」

屋上、
片岡「院長から聞いた。野口のこと、どうするの?
 聞くまでもないか」
朝田「明日、冠動脈造影を行なう」
片岡「何で? 受け入れる気? 相手は野口よ」
朝田「患者だから。
 目の前に患者がいたら、手を差し伸べる。
 それが医者だ」

片岡、デスク、
北洋病院の好評を伝える記事、
お世話になった患者からの感謝の手紙などを見る。

# 手紙の北洋病院住所
# 『196-0115 東京都昭島市飯塚町5-2-1』

片岡の回想、
藤吉<こういう時代だからこそ、
 人は本物の医療ってものを求めてるんだ。
 ここのチームを、みんな求めてるんだよ>
善田<結局、移植を心待ちにしている患者さんを
 踏みにじることになる>
藤吉<自分の家族が重病になって、
 移植が出来ないから放り出せるのか?>
映像は、くまのぬいぐるみを持った少女と医者。
片岡のバッグにはくまのアクセサリー。

明真、野口の部屋、
片岡「これで、ゴールドバーグブラザーズとの契約も
 白紙に戻りますね。
 ご存知ですか? 外資というのは人でも物でも、
 仕事をするときには徹底的に調査…。
 デューデリをします。
 トップの業績はもとより、交友関係、家族構成から性格、
 趣味、食べ物の好み、健康状態まですべて調べますよ。
 融資する企業のトップが健康不安を抱えている。
 間違いなく二の足を踏むでしょう」
野口「何が言いたい?」
片岡「朝田は、あなたを受け入れる。
 ただし、黙って受け入れさすわけにはいかない。
 わたしは北洋のオーナーです。
 どの患者を受け入れるかは、わたしが決める。
 あなたがそうしてきたように。
 条件があります」

  # 検索すると、『デューディリジェンス(Due diligence)』

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

北洋へ患者としてやってきた野口。

食堂、
外山「野口の野郎、検査に来てるってホントかよ?」
野村「うーん…。朝田先生は
 本質は優しい人ですからねえ。誰かさんと違って」
外山「何考えてんだよ。藤吉もよぉ」
野村「藤吉先生も性格いいから。誰かさんと違って」
外山「何、俺のこと言ってんの?」
野村「あっ、おっと…。
 おっ。僕、このグリーンピースってやつが許せないんですよねえ。
 (チャーハンから豆を必死によけている)
 ああ…。何で入ってるかなぁ、君たちは」
外山「ったく…。甘いよ。
 どいつもこいつも」
(野村、豆を外山のチャーハンに移して、幸せそうに食す)

面談、
藤吉「LADのロングリージョンが見つかりました。
 早期回復が見込まれるカテーテルでの治療は難しい」
朝田「確実な方法は、オペしかない」
野口「明後日(みょうごにち)の、サイトビジットには、
 何事もなく復帰したい。
 復帰できなければ死んだも一緒です。
 先生(朝田のこと)」

医局、
外山「嘘だろ?」
朝田「野口のオペをやる」
外山「何で? だって、野口だぜ」
藤吉「相手が誰であろうと患者に変わりはない。
 それがチームの方針だ」
朝田「全力で救う」
小高「しょーがない。野口ってことは忘れましょ」
外山「分かったよ」
野村「でもどうやってオペを?」
伊集院「カテーテルも出来ないなら、
 あさってに復帰なんて不可能です」
朝田「いや、手はある」

屋上、
片岡「うちで受け入れるに当たって、野口に条件を出した」
藤吉「条件?」
片岡「雄太くんを、明真でオペさせること。
 そしてオペするのは、あなた(朝田)のチーム。
 雄太君の病状は聞いてる。心臓移植も視野に入れて、
 病状を観察するべきだと思う」
藤吉「しかし…」
片岡「移植は、認可された病院じゃないと出来ない。
 もちろん、今度のサイトビジットで
 明真に認可が下りればだけど。
 雄太くんのオペが成功したら、
 そのままチームは明真に残る」
藤吉「何だって? 北洋はどうなる!?
 チームがいなくなったら…。
 それが狙いか?
 北洋からチームを排除して北洋をつぶす。そういうことか?」
片岡「そうはならない」
藤吉「信用できるか、そんな話!」
片岡「選択の余地はない!
 雄太くんの残り時間は短いのよ」

# 子供のピンチに片岡、また熱くなる

院長室、
藤吉「ホントにいいんですか?」
善田「今は、雄太君のことを、
 目の前の患者さんのことを考えてください。
 医師に患者さんのことだけを考えてもらう。
 その環境を整えるのがわたしの仕事です」

病室、
片岡「まもなくオペです。
 わたしとの約束、ご理解いただいてますね?」
野口「ああ」
片岡「メイシンメディカルシティへの融資、
 うちから受けることも。
 言っておきますが、ゴールドバーグブラザーズは
 野口先生の心臓病のことを、感づいてますよ」
野口「君が…」
片岡「ゴールドバーグブラザーズが
 メイシンに関わることは、これでなくなった。
 オペ、成功を祈ってます」

そして手術、
小高「(野口に)麻酔の導入をします。
 (野村に)わたしの導入速いわよ」
野村「えっ?」
小高「フラッシュインチベーション。
 (管に注入)
 はい、落ちた(麻酔が効いた)」
野村「速い!」
小高「挿管準備」
畑山・野村「はい」

朝田「これより、LADのロングリージョンに対する、
 冠動脈バイパス術を行なう。
 術式はミッドキャブだ」
一同「はい」

見学室、
木原「ミッドキャブ?」
藤吉「ああ。
 通常は正面から胸骨正中切開で開胸する冠動脈バイパス術を、
 ミッドキャブは左前胸部の乳房下、
 ろっ骨間よりのぞきこむように行なう。
 正面から胸を開けないので傷は小さく、
 人工心肺も使わないから患者への負担は軽い。
 あさって、サイトビジットに出ることは可能となる」
木原「しかし病変はLADのロングリージョン。
 限られた視野で行なうミッドキャブでは難しすぎる!」
藤吉「それができるのが…」
善田「このチームです」

BGM VAI

朝田「鑷子。電メス」
川崎「はい」
外山「ウエイトライナー」
伊集院「鑷子。ガーゼ」
小高「ファイバー」
畑山「はい」
外山「凝固、40(フォーティ)」
野村「はい」
朝田「開胸する。片肺にしてくれ」
小高「いつでもどうぞ」
外山「開胸器」

木原「全員が次にやるべきことを
 完璧に予想して反応している」

朝田「内胸動脈を剥離する。
 鑷子。ハーモニック」
外山「筋鉤(きんこう)」
川崎「はい」
朝田「プロキシマルサイドを剥離する。
 外山。視野の確保が必要だ」
外山「分かった。筋…」
伊集院「筋鉤ください」
(伊集院、スランプ脱出、積極的に仕事をこなす!)
川崎「はい」
伊集院「僕が視野の確保をします。
 外山先生は引き続き、朝田先生のフォローをお願いします」
外山「ああ」
(松平、見学室から伊集院を優しく見つめる)
朝田「内胸動脈の剥離終了。
 続いて、心膜を切開する」
一同「はい」

VAI 終了

伊集院「冠動脈の表面が、予想以上に石灰化しています」
外山「これじゃ冠動脈が硬すぎてバイパスできないぞ」
伊集院「えっ? やっぱり胸を開けて、
 ちゃんと視野を確保したほうが…」
外山「朝田」
(朝田、考えに考え…)
朝田「いや。あくまでこの視野でいく」
伊集院「しかし…」
朝田「ダメだ!
 患者のQOLを考えろ」

木原「QOL。クオリティ・オブ・ライフ…」

朝田「患者は二日後のサイトビジットに
 命を懸けるとまで言っている。
 QOLを考えれば、
 切開の範囲は最小限にとどめたい。
 このまま、ミッドキャブでいく」
外山「分かった」
伊集院「いきましょう」
外山「でも石灰化が進んでてバイパス出来ないぞ」
小高「どうやるの?」
朝田、手で心臓を触り…、
朝田「冠動脈を切り開いて、内膜をまるごと摘出し、
 内胸動脈を用いて、新たに冠動脈を形成する」

藤吉「冠動脈を形成?」
木原「正中切開で行なっても難しい術式を…」
善田「限られた視野で?」

外山「やるしかなさそうだな」
小高「相当量の出血が予想されるわね。
 ボリューム入れる準備をするわよ」
野村「キャッツで回収した血液を
 返血できるようにします」
朝田「いくぞ。スタビライザー」
川崎「はい」
(スローモーション)
朝田「LADを切開する。スネア」
川崎「はい」
外山「モスキート」
川崎「はい」
伊集院「サッカーアップ」
外山「スネアダウン」
朝田「ダイヤモンドメス」
川崎「はい」
外山「デクランプ。ビスフロー、三リットル」
野村「はい」

片岡の回想、
朝田<目の前に患者がいたら手を差し伸べる。それが医者だ>
女の子<どうして?>
医者<患者だから。
 目の前に苦しんでる患者さんがいたら手を差し伸べる。
 それが医者なんだよ>

朝田「ヒールとトウを二点固定で吻合する。
 8−0、サージプロ」
川崎「はい」
外山「コロナリー鑷子」
伊集院「ビスフロー」
小高「ヘッドダウン。右ローテーション」
野村「バイタルは安定してます」

そして、
朝田「メッツェン」
川崎「はい」
朝田「ミッドキャブ、終了」
手術成功。
チームはそれぞれたたえあう。

見学室から伊集院を見つめ…、
松平「胸を張れ、伊集院」

朝田は手術台の患者野口を優しく見つめる。

サイトビジット当日(12月14日)、
明真、
野口「(鬼頭に)今年の風邪は、しつこかったねえ。
 3日ほど寝たらね、もうすっかり回復。
 あっ、お見えになった。
 お待ちしておりました。さっ、どうぞ」

その後、
野口「移植患者の術前、術後の精神的ケアをする
 専任の医師も充分そろえており、
 明真はもはや国内最大級の医療施設を有し、
 世界に誇れる、最高のレベルに達しております」

雄太、手術へ向け、明真へ転院してきた。

野口の部屋、
男「代表は少し遅れます。それまで先に話を」

野口「瑕疵(かし)条項?」
男「簡単に言えば、
 万が一、野口先生がこの業務に
 支障をきたすようなことがあれば、
 この契約は白紙、
 ないしは、こちら側に有利な条項に変更する、
 ということです。
 申し訳ありませんが、大きな案件ですので、
 慎重を期したいと代表も申しておりまして…。
 ご理解ください」
野口「いいですよ。
 わたしの健康に何の問題もない」
男「このディールは成立です。
 (ノック)
 代表が来たようです。
 ゴールドバーグブラザーズ代表、
 ダグラス・ウィリアムスです」
野口「ハーイ」

その後、
野口「ようやく4,000億円の融資話も決まったよ、君」
木原「今のはイーグルパートナーズの?」
野口「(首を振る)
 片岡さんとは、きれいさっぱり
 手を切らせてもらった」
木原「えっ? でも彼女の意向で朝田先生のチームと
 移植患者を受け入れると…」
野口「チームを受け入れる条件は、
 あくまでそのオペが成功したら、ということだ」
木原「失敗すると?」
野口「患者はね、9歳の拡張型心筋症、
 しかも一度バチスタをしている。
 まず日本でドナーが見つかる可能性は低い。
 しかもTRと肝機能障害を併発してる可能性もある。
 はっきり言えば、オペの前に亡くなるだろう。
 まっ、患者に気の毒だが、
 そんな無謀なオペ計画を立てるほうが悪い。
 はっきり言ってあげた方が
 結局は患者のためになるのにねえ」
木原「(憤慨を抑えながら)最初から…」
野口「んっ?」
木原「最初からそのつもりで北洋のオペを?」
野口「『喉元過ぎれば熱さ忘れる』って言葉、君、知ってる?
 僕、人一倍、喉が短いみたい」

後日、記者会見、
学会員「明真大学付属病院は、
 先日行なわれたサイトビジットにおいて、
 当協議会の審議会が定める基準を全て満たしました。
 よって、明真大学付属病院を、
 心臓移植実施施設と認定いたします」

明真、
医師「戻ってくるって、北洋の連中」
医師「朝田のチームが明真に来るのか」
ミキ「ついに帰ってくる」
荒瀬「面白くなってきたじゃねえか」

北洋の朝田チームがそろって明真へやって来る。
ミキ「おかえり」
荒瀬「これが、新しいチームか?」
外山、
伊集院、
小高、
野村、
藤吉、
松平、
順に映され…、
朝田「ああ」

# 全員のショット、やたら画質が粗い。なぜ。

ここから音楽のみ。長い。

野口、嬉々として魚にエサをやる。
大口を開いて食らう素振りも(笑)。
朝田チームが鬼頭チームとあの階段で対面。
最後のショットはその魚、アロワナが口を開き…。

終わり

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

予告、原作コミックプレゼント告知あり。その声は…外山!

キャスト
──────────
朝田龍太郎(坂口憲二)天才外科医
片岡一美 (内田有紀)投資会社役員で北洋病院オーナー
伊集院登 (小池徹平)外科医
小高七海 (大塚寧々)麻酔医→天才麻酔医
荒瀬門次 (阿部サダヲ)天才麻酔医
里原ミキ (水川あさみ)天才器械出し
──────────
木原毅彦 (池田鉄洋)医師
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科医
善田秀樹 (志賀廣太郎)北洋病院院長
外山誠二 (高橋一生)血管外科医→もう一人の天才外科医
野村博人 (中村靖日)臨床工学技師
──────────
(中沢純子)看護師、器械出しの川崎
(土屋史子)看護師、オペ看の畑山
──────────
長野里美)音部美和、患者・雄太の母
──────────
田中碧海(おうが))音部雄太
──────────
島津健太郎)ゴールドバーグ〜社員、代表を野口に紹介
向井修)? 明真の医師(声)?
久松信美)? 明真の医師(声)?片岡の回想の医師?
中村星哉)雄太の兄?
(岸部大輔)“若い頃の野口”(公式サイトから)、一徳ジュニア
小島康志)学会員、認定報告
杉本妃音奈)片岡一美の幼少期?
──────────
藤吉圭介 (佐々木蔵之介)
鬼頭笙子 (夏木マリ)
野口賢雄 (岸部一徳)
──────────

脚本 林宏司
演出 星野和成

医龍 Team Medical Dragon 2 DVD-BOX
B0012OR73Q

どらま・のーと弐 | 医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:09




posted by エデン at 02:58 . | Comment(3) | TrackBack(3) | 医龍2
この記事へのコメント
毎週楽しみにして、欠かさず録画迄して繰り返し観てたのに、今回だけ酔っ払って寝てしまい、オンエアも観ず、録画も出来ず、すんごく悔しかったので本サイトのアップデートを心待ちにしてましたぁー! ホンッとありがとございますー!!!あぁー観たかったぁー!!!セリフ読みながら勝手に脳内想像してます!!!
Posted by hiro at 2007年12月07日 22:38
TBさせていただきます。
力作ですね。
>外山、伊集院、小高、野村、藤吉、松平、順に映され…、
カメラワークまでとらえていらっしゃるとは!
あとはコミックスのプレゼント告知、外山先生がやってたんですか。
朝田先生だと思ってました。
Posted by コウジ at 2007年12月08日 11:59
hiroさん、どうもありがとう。
そうやって期待している人が少なからずいることが分かって、
一時期落ち込んだやる気も復活。今回のアップは速かった!(笑)
.
平成エンタメ研究所さん、まいど。
視覚的なものはチェックしますよ。
コウジさんブログは全体的な構造などをチェックされていて、
すごいなーと楽しんでます。
あの声、きっと外山ですよ。本編ではなかなか聞けない渋い声色ですよね。
Posted by エデン at 2007年12月08日 23:59
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レベル999のマニアな講義 : 医龍 Team Medical Dragon2 第9話 目の...
内容北洋の朝田を頼り、患者が来た。音部雄太。朝田が2年前アフリカでバチスタをした9歳の少年。しかし、すでに心臓移植しかないほど、心機能は悪化していた。海外での移植には、大金が必要なため最後の賭として朝..
2007-12-07 23:37
平成エンタメ研究所 : 医龍2 カルテ9
 カルテ9 ★自分の限界を知っていること  まずは伊集院(小池徹平)の物語。  外山(高橋一生)の天才、朝田(坂口憲二)の天才を越えたものに悩んでいる。  そんな一朝一夕に彼らの様になれるわけではな..
2007-12-08 11:54
せるふぉん☆こだわりの日記 : 医龍 Team Medical Dragon2 第9回
朝田が2年前、NGOに従事している時にバチスタした患者が再び彼を訪ねて北洋にや
2007-12-09 12:49
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