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2007年12月01日

医龍2 第八話

「絶対に許せない麻酔医!!」

2007年11月29日(木)22:00-22:54

麻酔医小高は息子に関してつらい過去を持っていた。
その息子の手術。
元夫は小高のオペ参加を激しく拒否するが…。
息子に憎まれてもいい。命は絶対に助けたい!

伊集院、スランプで落ち込む。
明真、野口がぶっ倒れる!

小高と息子・智樹の久しぶりの会話。
どう声をかけたらいいかわからずに、
とりあえず問診から始める小高がかわいらしい。

口の前で人差し指を立てる‘しーっポーズ’で
つながった二人の気持ち、感動的。
泣けたよ。

前シリーズの荒瀬の話のバーが出てくるとは!

朝田「みんなを集めろ」。大きな難手術があるらしい。

野村宏伸さん、黒田俊彦役。俊彦。田原びんびんシリーズ。
検索すると、おおっと、あれもフジテレビか。

全セリフ

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善田院長、昔の研修医時代(?)の写真を見る。
野口や、他の医者たちと映っている。
<野口、お前は昔から変わらないな。
 俺が、明真をつぶす>

屋上、
小高はチョコを食べる。
<奇跡はやっぱり、なかったか…>

北洋病院にやって来たメガネ&スーツの男、
黒田「(車の智樹に)お前は学校へ向かいなさい。遅れるぞ」
早苗「気をつけてね」
黒田「(運転手に)お願いします」
弁護士バッジが映される。

病院の外、
伊集院「不倫相手!?」
木原「じゃねえか?
 小高先生が会ってた男って。くっ…」
伊集院「あっ、これ、頼まれてたスワンガンツのデータです」
木原「おありがとうござーい」
伊集院「まっ、どうでもいいけど」
木原「どうでもいいけど…。
 どうでもいいって、なんだおい!?」
伊集院「最近、先輩に力の差を見せ付けられてて…。
 へこんでるんです」
木原「どんな男なのかな?
 やっぱり不倫なんかするヤツだから
 こう、パリッと、眼鏡なんかかけてて、
 いかにも出来るって感じの男で…」

廊下、
川崎「なんか、フラれたって噂だよ、小高先生」
畑山「誰なんですか相手?」
川崎「しっ」
小高が通り過ぎる。

院長室をノックする小高、
看護師「院長、出かけてらっしゃいますよ」
小高「そう(ため息)」

部屋で面接、
藤吉「川崎病の再発と巨大冠動脈瘤でオペ適応か」
黒田「本人は学校ですが、
 ここで手術をしてもらえるものかどうか、
 確認しておきたくてまいりました。
 申し遅れました。わたくし、弁護士です。
 (名刺、黒田俊彦、ヴォルテール法律事務所)
 主に医療裁判を扱っております」
朝田「息子さんは、四歳の時?」
黒田「喘息(ぜんそく)の重積発作(じゅうせきほっさ)でした。
 近くの病院に運ばれたんですが、
 そこの当直をしていた麻酔科医が未熟で、判断を誤って」
藤吉「麻酔のミス…」
黒田「低酸素脳症(のうしょう)になったんです。
 奇跡的に意識は回復しましたが、
 脳に障害が残って、
 片半身(かたはんしん)がマヒした状態です」

# 名刺のやり取り、しっかり両手で行なわれた
# 聖峰学園、智樹の通う学校

医局、
松平「お前、何だよ、それ!?」
小高の手には退職願。

黒田「この息子の事件が、
 わたしが医療裁判を扱うようになったきっかけです。
 あんなつらい思いを、二度と息子には味わわせたくない。
 ですから、手術スタッフは事前に把握しておきたいんです」
藤吉「そうですか。そういう事情で…」
黒田「朝田先生の高名(こうみょう)はお聞きしてまして、
 とりあえずお伺いしましたが。
 先生以外の医療スタッフも
 教えていただくことは出来ますでしょうか?」
藤吉「分かりました。そういうことでしたら、
 オペスタッフが決まり次第、お伝えいたします」
黒田「よろしくお願いします」
朝田「ひとつ聞かせてください」
黒田「はい」
朝田「その麻酔科医というのは?」

# 小高なのか、とドキドキ

医局、
松平「辞めんのか?」
小高「フラれてさ…」
松平「えっ?」
小高「男にフラれちゃって。
 もともと会っちゃいけない関係だったんだけどね。
 田舎に引っ込んで、スナックにでも勤めようかな」

黒田「ミスをした麻酔科医ですか?」
朝田「ええ」
黒田「忘れもしない。
 北山手病院(きたやまて)の郷田守(ごうだ・まもる)
 という若い医師でした。
 ああ…。それが?」
朝田「いえ」

# 視聴者と同じく、朝田と藤吉も一安心

廊下、
藤吉「では、次回は息子さんに来ていただいて、
 術前検査をします」
黒田・早苗「よろしくお願いします」
小高とすれ違い…、黒田が気づく。
藤吉「どうされました?」
黒田「(小高に)お前…。どうしてここに!?」
黒田「あの。小高先生はうちの麻酔科医ですが…」
黒田「この病院の!? ここにいたのか!?
 この女が…」
藤吉「えっ?」
黒田「この女が、めちゃくちゃにしたんです!」

智樹は電動車椅子で登校。

小高、黒田と出会って、おびえた表情。

# やっぱりこの問題は小高に絡むものだった。

オープニング

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

善田、道路を歩く。

明真、野口の部屋、
野口「憎んでも憎み足りないヤツというのはいるもんです。
 世の中には、こいつだけはいなくなれって思う人間がね…」
(善田と同じあの写真を見て言う。そして写真をシュレッダーで破棄)
鬼頭「それが?」
野口「いや。これでまたわたしのことをねたむ人間が
 増えるだろうと思ってね。
 さっき協議会から連絡がありまして、
 サイトビジットの正式な日程が決まりました。
 心臓移植関連学会、協議会のメンバーが施設を訪れて、
 実際に移植実施施設にふさわしいかどうか審査する、
 サイトビジット」
鬼頭「認可の際、もっとも大変な関門」
野口「オフコース。
 この日が、わたしの人生にとって、最も大切な一日になるでしょう」
鬼頭「それより、認定後のオペのスケジュール…」
(野口は話を聞かず…)
野口「夢が、確実に近づいてきた」

黒田「はっきりさせてください。
 あの女もオペに加わるんですか?」
藤吉「まだ決まってません」
黒田「あの女がオペに加わるんなら、即刻他の病院に移ります」
藤吉「どうされました? 小高先生とは何か?」
黒田「あの女は…、智樹の母親です。
 もっとも、母親の資格なんてありませんが」
藤吉「どういうことですか?」
黒田「彼女がまだ学生のころ、結婚して、子供が出来ました。
 ところが、麻酔科医となった彼女は
 あっという間に多忙になって…」

看護師<小高先生、田村さんのオペ、お願いします>
小高<分かった>

黒田「日に四、五人も掛け持ちして麻酔をこなし、
 育児をするどころか、寝る間もなくなった。
 あの女自身、自分のキャリアを磨くのが
 楽しくてたまらなかったんでしょう。
 そんなとき、あの事故が起こった。
 その日彼女は、夜の七時には帰ると、
 ベビーシッターに告げていたそうです。
 その日は、息子の、智樹の誕生日でした」

医師<小高先生!>
小高<はい>
医師<A型解離(かいり)の緊急オペだ。お願いできますか?>
小高<A型解離!? 分かりました>

黒田「あの女は子供との約束も忘れ、
 オペに入ってしまった」

黒田<ただいま。
 智樹!?
 智樹、どうした!? 智樹! 大丈夫か!>

看護師<小高先生!>

黒田「智樹はぜん息の重積発作でした。
 救急で運ばれた病院が悪かった。
 当直の麻酔科医は挿管できずに心停止。
 心臓マッサージをして回復するも、
 五分以上循環停止となり、
 脳に深刻なダメージを負った」

小高<智樹! 智樹!>

黒田「片半身麻痺となり、
 以後、車いすでの生活となりました。
 わたしは、
 智樹をあんな目に遭わせた女を絶対に許せなかった。
 離婚して、親権も取りました。
 あの女もさすがに悪いと思ったのか、
 それとも、もとから子供に愛情がなかったのか、
 たいして争いませんでした。
 それ以後、智樹はあの女と会わせていません」
藤吉「智樹君が初めて川崎病を発症したのは二歳のとき。
 小高先生ももちろん…」
黒田「知ってます。
 今回みたいに冠動脈瘤を発症する可能性も充分分かってる。
 でもそれっきりだ。
 ああ。智樹のリハビリの先生だったのが今の家内なんです」
藤吉「そうですか」
黒田「わたしは、あの女を絶対に許さない」

黒田が帰ったあと、
藤吉「まさか、よりによって他の麻酔医のミスで
 我が子に重症を負わせるとは。
 小高は事故以来ずっと自分を責めてたんだ。
 だから、オペの麻酔には入らなかった」

暗い空の屋上、
(青空だけど、なんでこんな暗い? 映像処理?)
小高「川崎病で冠動脈瘤」
朝田「オペ適応だ。
 父親は、ここでのオペを希望しているが、
 お前を外すのが条件だそうだ」
小高「子供は…。患者は来たの?」
朝田「あした、術前検査に来る」
小高「そう」

イーグルパートナーズのオフィス、
EAGLE PARTNERS Co., Ltd.
上条「明真のほうは着々と準備が進んでいる。
 君のほうはどうなってる? このままでは
 日本法人を君に任せたわたしの責任問題にもなる」
片岡「大丈夫です。北洋の破綻は時間の問題…」
上条「だから、その根拠は?
 (ため息)
 この程度の案件でつまずいているようでは、次はない」

その帰り道、
片岡、エスカレーターの手すりを叩くほど悔しがっている。
善田「北洋はつぶれませんよ。
 我々を経営支援してくれようという
 病院も出てきています。
 あなたが思ってる以上に
 北洋で命を救われた患者さんたちの声は大きい」
片岡「何言ってるの?
 明真のサイトビジットの日程が決まった。
 この視察がうまくいけばメイシンメディカルシティの完成は近づく」
善田「メイシンが完成に近づけば、外されるのはあなたです。
 ご存知ないんですか? 野口は既に
 最大手の外資、ゴールドバーグブラザーズとコンタクトしてますよ。
 あの男はそういう男です。昔も、今も」
片岡「昔も?」
善田「周りのあらゆる善意を利用して、
 たった一人上り詰めていく。
 その結果、犠牲になるのは、患者さんなんです」

# きれいなビル。ちょっと見えた
# "Office Tower Z、Office Tower X"の文字から
# 検索すると、『晴海トリトン』か。

北洋、術前検査の日、
黒田「よろしくお願いします」
早苗「よろしくお願いします」
藤吉「(智樹に)ようこそ。大丈夫?」
智樹、コクリとうなずく。
藤吉「じゃ、こちらに」

小高、遠くから顔をのぞかせ、
智樹も気づいた。
小高が微笑むが…、智樹は顔を背ける。

手術室、
外山「腹部大動脈瘤人工血管置換術、終了」
(手術チームの拍手、伊集院は気落ちする)

食堂、
伊集院「人工血管の吻合だけじゃなく、
 IMAの再建も完璧だった」
野村「外山先生、技術だけはすごいですからね。
 まあ、性格に問題ありますが」
伊集院「朝田先生を目標としてきたけど、それどころか、
 外山先生にも遠く及ばない」
野村「あっ、でも、伊集院先生、性格はいいから、うん」
伊集院「向いてないのかな」
野村「いや、ほら、そんなことないですよ。
 ほら。ウサギとカメの話ですよ。先生はカメなんです。
 ああ…。大丈夫ですって。ほら。
 今はほんの少しスランプなだけで、
 まっ、カメで言うと、ちょっとつまずいて
 ひっくり返った状態。
 って…、ああ、起き上がれなーい」
伊集院のため息。

小高、遠くから智樹を見守る。
そこへ…、
黒田「あいつはずっと待ってたんだ。
 お前が早く帰ると約束した日、
 ぜん息発作を我慢して…。
 お前は、智樹を裏切った。
 リハビリは過酷だったよ。だけど智樹は耐えた。
 お前への恨みが、耐えさせたのかもしれない。
 今はまだ車いすだが、歩く練習もしてる。
 このまま順調に行けば、あと数年で、
 元通りに歩けるようになるそうだ。
 おかげさまでな」
小高は何も言わず、去っていく。
黒田「忘れてた。これ。
 (智樹宛の手紙の束)
 もう送らないでくれるか。
 先週、智樹の誕生日、お前の伝言を智樹は聞いてる。
 (小高がデートだと言っていたあの日)
 行かなかったのはあいつの意思だ。
 オペには絶対入るな。
 うちとはもう関わらないでくれ」
受け取って、去っていく小高の背中が寂しい。

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

医局、
藤吉「オペは次の木曜日だ。頼むぞ」
野村「あの…、麻酔医は?」

手術スタッフ
執刀医朝田
第一助手伊集院
第二助手外山
麻酔医 
臨床工学士野村
臨床工学士補佐高倉
看護師川崎
看護師(外回り)畑山
看護師(外回り)名倉
内科医藤吉

藤吉「今、調整中だが、小高ははいれない。
 家族の…、何より、患者本人の意思だ。俺が確認した」
朝田「(伊集院に)どうした?」
伊集院「いえ。僕が前立ちなんですか?」
朝田「冠動脈のバイパス手術はお前のほうが慣れてる」
外山「譲ってやったんだ。
 いい仕事しろよ、ドクター真ん中分け」

夜、帰る小高の回想、
智樹<お母さん>
小高<うん?>
智樹<お父さんは?>
小高<お仕事。今日はね、遅くなるって>
智樹<ふーん。じゃあさ、あれ>
 ダメだよ。お父さんに怒られちゃうじゃん、ねえ智樹。ねえ。
 またこれ?(しーっポーズ)
 (二人の笑い声)>

バー、続けて回想、
小高<じゃあ…。じゃあ、はい。
 お父さんには絶対にこれだからね。(しーっポーズ)
(二人の笑い声)

そのバー、
小高の隣にやって来た荒瀬は小高のチョコを食べる。
荒瀬「聞いた。息子が来たそうだな。
 ホントにいいのか? オペに入らなくて」
小高「わたしにその資格ないもの」
(静寂)
荒瀬「懐かしいな、このバー。
 俺が、麻酔論文でたくさんの命を奪って…。
 ここで浴びるように飲んでた時、
 お前だけが朝まで付き合ってくれた。
(静寂)
 誰がなんと言おうと、お前は一流の麻酔医だ」
荒瀬、そう言って去っていく。

# チョコ、全部もっていっちゃった

静かな廊下、伊集院が外山の手技を思い出しながら、
独りたたずんでいる。
松平「よう」
伊集院「どうも」
松平「酒やめたからよ、口が寂しくってな(ペットボトルのお茶を飲む)。
 例のオペは明日か?」
伊集院「才能って、やっぱりあるんですかね?」
松平「えっ?」
伊集院「外山先生の手技見てると…。
 朝田先生は最初から別格と思ってたけど。
 やっぱり、なんか僕、才能ないのかな」
松平「そうかもな。だけどな…」
伊集院、話も聞かずに歩き去っていた。

# 松平の言いたかったことは、
# 自身のチーム加入の時の言葉だろうね
# 「平凡でも仲間がいれば…」ってやつ

病室、
早苗「智君。頑張ってね。お母さん付いてるから」

手術室へ運ばれる智樹。
早苗「頑張ってね」

朝田と伊集院が手術室へ向かう。
その途中、
小高が待っていた。
目で語り合う朝田と小高。
「お願い、あの子を助けて」「任せろ」って感じ。

手術室、
朝田「これより、川崎病の冠動脈瘤に対する
 冠動脈バイパス術を行なう。
 メス」
川崎「はい」
伊集院「鑷子、ガーゼ」
川崎「はい」
朝田「鑷子、電メス」

朝田「左内胸動脈(ひだりないきょう)を剥離する。
 鑷子」
川崎「はい」
朝田「ハーモニック」
川崎「はい」
朝田「肺が出てきて視野が取れない。呼吸を調節してくれ」
麻酔医「は…、はい」

小高の回想、乳母車の頃、
小高<智樹。
 うん? 何?
 うん。ウフフフフ>

朝田「左内胸動脈剥離、終了。
 続いて、右内胸動脈(みぎないきょう)を剥離する」
伊集院「右にローテーションしてください」
外山「呼吸もちゃんと調整しろよ」
麻酔医「は…、はい」
朝田「鑷子」
川崎「はい」
朝田「ハーモニック」
川崎「はい」

小高の回想、
<おいしいね>
<お父さんには絶対に…(しーっ)>

朝田「右内胸動脈剥離、終了。
 続いて、心膜を切開する」
伊集院「大きな冠動脈瘤ですね」
朝田「慎重な操作が必要だ。
 心膜を吊り上げる。
 リマスーチャー、スタンバイ」
一同「はい」
伊集院「心臓を脱転(だってん)します」
外山「血圧下がるぞ、注意しろ」
麻酔医「あっ、はい」
朝田「ゼロシルク」
川崎「はい」
伊集院「ターニケット」
川崎「はい」
野村「血圧低下、52です」
外山「(麻酔医に)血圧!」
麻酔医「はい。フェニレフリン」
畑山「はい」
外山「急げ、2ccだ」
麻酔医「はい」

小高の回想、幼稚園の頃、
智樹<お母さん、いってらっしゃい!>
小高<智樹。行ってくるね>
智樹<いってらっしゃい(元気に手を振る>

野村「血圧、220です!」
(警告音)
(麻酔医、手が遅い!)
(大量噴血!)
朝田「ラプチャーだ。ポンプスタンバイ。急げ!」
野村「はい」

藤吉「血圧の急激な上昇で冠動脈瘤が破裂した!
 このまま出血がコントロールできないと、
 出血死…」

小高、見学室から見守るしかできない!

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

朝田「圧迫止血のため手が使えない。
 伊集院、お前がカニュレーションしろ。
 時間がない。外山、フェモラールからラインを取れ」
外山「分かった。クーパー」
川崎「はい」
外山「麻酔医、ボリューム入れて血圧キープ」
伊集院「4−0タイクロン。鑷子」
川崎「はい」
朝田「輸血も準備するぞ! 応援も呼べ!」
畑山「はい」
外山「メス」
川崎「はい」

小高の回想。

外山「フェモラールにライン取れたぞ」
朝田「よし」
野村「人工心肺の用意できました」
外山「血圧が50切ったぞ。伊集院まだか?」
伊集院「はい。今…」
野村「血圧低下、40です」
伊集院「くそ。血だらけで視野が取れない」
川崎「ST、上昇してます!」
伊集院「(何かミスって)持針器(じしんき)!」
川崎「はい」
外山「俺が代わる」
朝田「外山、脱血は一本だ」
外山「ああ。
 よし、かかった」
朝田「よし」
外山「ターニケット」
川崎「はい」

見学室の藤吉は、横にいた小高がいなくなったことに気づく。

廊下を歩く赤紫色の手術着の…、小高!
黒田「何だ、お前!? まさか!?」
小高「オペに入るわ」
黒田「何言ってんだ!? 絶対に許さん! 法的に訴えるぞ!」
小高「どいて」
黒田「待て!
 あいつはお前を憎んでるんだ。いまさら…」
小高「憎んでいい!
 憎んでいいわ」
黒田「お前…」
小高「憎めるのは、生きてるからよ。
 あの子が生きてるんなら…。生きてさえいれば、
 わたしはいくら憎まれたって構わない。
 智樹はわたしが救う。邪魔はさせないから」

朝田「遮断するぞ。遮断鉗子」
川崎「はい」
(小高、手術室にやって来た)
小高「(智樹に)わたしが必ず助けるから。
 (野村に)ボリュームは?」
野村「ぎりぎりです」
小高「キャッツの血液を回収して」
野村「はい」
朝田「フローダウン」
野村「はい」
朝田「遮断。バックアップ」
野村「はい」
小高「換気、停止」
朝田「心停止する。プレギー、スタート」

野村「心臓、止まりました」
朝田「よし。破裂した冠動脈をリペアする」
小高「人工心肺と循環動態は任せて」
BGM VAI、以下、超スピードのセリフ!
朝田「コロナリー鑷子。6−0プレジェット」
川崎「はい」
外山「ビスフロー」
川崎「はい」
小高「ヘマットクリットは?」
野村「20%キープできてます」
外山「フリープレジェット」
朝田「メッツェン」
小高「リザーバーは?」
野村「800ミリリットルです」
小高「体温はどうする?」
朝田「常温でいい」
小高「送血温37℃でキープ」
外山「ルートベント、オープン」
野村「送血温37℃。ルートベント、オープンします」
朝田「メッツェン」
川崎「はい」
朝田「冠動脈のリペア終了。
 引き続き、冠動脈バイパスを行なう」
一同「はい」
朝田「オンポンプビーティングでいくぞ」
小高「血圧を出していく」
朝田「分かった。スタビライザー」
川崎「はい」
小高「ヘッドダウン。
 PAを徐々に上げて」
野村「はい」
小高「シストリックで20」
野村「はい」

手術終了、
早苗「智君!」
黒田「朝田先生」
朝田「オペは成功です」
黒田・早苗「ありがとうございます」
黒田「智樹」

病室、
藤吉「術後の負荷心電図でも異常はありませんでした。
 順調な経過です」
黒田「そうですか」
早苗「よかったね、もう退院だって」
黒田「朝田先生、ありがとうございました」
朝田「小高がいなかったら、このオペは成功しませんでした。
 小高のおかげです」

病院の外、
小高に近寄り、
黒田「お前送った手紙、
 あれ、智樹が机の中にしまってた。
 俺に黙って、持ってたんだ。
 俺や妻の前じゃ気を遣ってるが、
 あいつにとっては母親なんだな。悔しいが。
 オペには入るなと言ったが、病室に入るなとは言ってないぞ」
小高「(思いがけない言葉に…)
 ありがとう」
小高、走っていく。

智樹の病室、
母と子の再会、
何を話せばいいか分からず…、
思わず書類を手にして、あたふたしながら…、
小高「退院前の、問診を行ないます。
 体調は…、悪くない?
 あの、気分悪くなったりしてない?
 あっ、熱、熱は?
 ああ…、おなかの調子は?」
智樹「売店に売ってた。
 (アルファベットチョコを出して)
 好きだったよね?
 僕も、好きだった。
 はい」
大粒の涙を流す小高。
智樹「お父さんには、内緒だけど(しーっポーズ)」
(二人の笑い声)
智樹「手術、来てくれたって。
 待ってたよ。
 ずっと待ってた。
 来てくれるって、思ってた。
 お母さん」
小高「智樹」
(すすり泣き)
チョコを口にして、しーっポーズ。
微笑み合う二人。

廊下、
退職願を破り捨て…、
小高「オペに入るわ。
 治ったから、チョコ中毒」
朝田「そうか。
 良かった。お前の力が必要だ。
 みんなを集めろ」

# かなり重大な出来事らしい。BGMがそれを表す。

鬼頭「心臓移植適応患者の候補についてですが」
野口「まあまあ。まずは認定になったら、
 大々的に会見を開いて、メイシンのブランドを世に知らしめましょう」
鬼頭「わたしは認可のために来たんじゃない。
 世界最高水準の医療実現のために来たんです。
 目を通しといてください」
渡したのは“X Ray Film”、レントゲン写真の入った封筒。
去っていく鬼頭。
野口は横にかがんで、またまっすぐ立つ。
↑なんだろう?

北洋、院長室、
片岡「調べたわ。
 ゴールドバーグブラザーズから
 まだ具体的な条件提示は受けていない」
善田「でも、野口があなたを切るのは時間の問題だ」
片岡「まだ手はあるわ」
善田「野口が欲しいのは、心臓移植の認定施設というブランドだけだ。
 結局、移植を心待ちにしている患者さんを
 踏みにじることになる」
片岡「移植を心待ち…」
熊のアクセサリーが映される。

# 片岡の身内か

野口、自分の部屋で、
レントゲン写真の封筒を放り投げ、
サイトビジット予定日を見て大笑い。

善田「ここまで来てはやむをえない。
 野口を倒すためです」

野口、大笑い。

善田「わたしと…、‘パートナー’になりませんか?(ジェスチャ)」

野口の笑いが突然止まり「何…!?」
自分の部屋、ぶっ倒れた!

北洋、
朝田が歩き、
藤吉、外山、野村、松平、小高、
どんどんと加わる。

伊集院、独り、屋上で何を思う。

終わり

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

予告、サントラプレゼント告知あり。その声は…藤吉!
B000VZK7YI

キャスト

今回、お休み。
里原ミキ (水川あさみ)天才器械出し

──────────
朝田龍太郎(坂口憲二)天才外科医
片岡一美 (内田有紀)投資会社役員で北洋病院オーナー
伊集院登 (小池徹平)外科医
小高七海 (大塚寧々)麻酔医→天才麻酔医
荒瀬門次 (阿部サダヲ)天才麻酔医
──────────
木原毅彦 (池田鉄洋)医師
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科医
善田秀樹 (志賀廣太郎)北洋病院院長
外山誠二 (高橋一生)血管外科医→もう一人の天才外科医
野村博人 (中村靖日)臨床工学技師
──────────
(三枝貴志)北洋麻酔医
(中沢純子)看護師、器械出しの川崎
(土屋史子)看護師、オペ看の畑山
──────────
野村宏伸)黒田俊彦、患者智樹の父、小高の元夫
──────────
本郷奏多)患者、黒田智樹、小高の息子
──────────
中込佐知子)智樹の母、黒田早苗
岡崎宏)片岡の上司、上条
新川史子ふみさらら: ナ〜ス〜から、回想の看護師
木川淳一)回想の医師、小高に話しかける
(高木涼生)智樹の幼少期か。高は旧字
──────────
藤吉圭介 (佐々木蔵之介)
鬼頭笙子 (夏木マリ)
野口賢雄 (岸部一徳)
──────────

脚本 林宏司
演出 水田成英

医龍 Team Medical Dragon 2 DVD-BOX
B0012OR73Q

サントラ試聴
『医龍 Team Medical Dragon 2』サントラ登場! 音楽ダウンロード・配信サイト ListenJapan 【 リッスンジャパン 】

小池徹平が『医龍』で心身共に成長中!

どらま・のーと弐 | 医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:08




posted by エデン at 01:10 . | Comment(2) | TrackBack(10) | 医龍2
この記事へのコメント
>片岡の身内か

最初、恋人かな?と想像してたんですが
クマのアクセサリーとなると、妹ですかね?
このエピソードが、最終的な山場となるんでしょうかね〜。。。
Posted by SHINGO。 at 2007年12月02日 20:39
最初、自分の子供かなと思ってました。
でも小高の話で「自分の子供」を使ったからもうそれはないかな。
片岡は何でしょうね。

次週ゲストは音部雄太役、子役、田中碧海(おうが)くん。
碧(みどり)かぁ。あお系かと思って変換に手間取った(笑)

トラックバック、goo,livedoor,cocolog,など不調です。
Posted by エデン at 2007年12月02日 23:39
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レベル999のマニアな講義 : 医龍 Team Medical Dragon2 第8話 許せ...
内容弁護士の黒田俊彦が、朝田の評判を聞きつけ北洋に来た。息子・智樹は、川崎病による冠動脈瘤。だが、俊彦は小高七海を見て驚く。小さい頃、ぜんそくの発作で治療を受けた智樹は、麻酔ミスで、片半身不随。もしも..
2007-12-01 01:36
ぎんいろ。 : ドラマ「医龍‐Team Medical Dragon2‐」第8話。
第8話「絶対に許せない麻酔医!!」 野口に向かって、明真を潰すと宣言した院長。彼が持っていたのは、2人して若かった頃の写真。やはり知り合いだったんだね。 そして、北洋病院には今日も患者がやって..
2007-12-01 01:50
まぁ、お茶でも : 《医龍2》KARTE★08
伊集院は、外山加入で、1人チームから離れ、凹んでいた。木原と話していても上の空だった。野村に慰められても、浮かない顔だった。
2007-12-01 04:39
Happy☆Lucky : 医龍 Team Medical Dragon2 第8話「絶対許せない麻酔医!!」
第8話「絶対許せない麻酔医!!」
2007-12-01 07:53
つれづれなる・・・日記? : 『医龍 Team Medical Dragon2』KARTE08:「絶対に許せない麻酔医!!」メモ
今回は、小高(大塚寧々さん)のチョコ中毒の謎、解明の回
2007-12-01 08:15
ラブ教総本山 : 教祖の一言『医龍2』第8話
榎本キタァー!!! って榎本分かるよね? トシちゃんは何処だΣ(゚Д゚;≡;゚д゚) トシちゃん居ないのに立派です。 『北陽は潰れませんよ』 うっ(-_-..
2007-12-01 17:42
日々緩々。 : 医龍2 第8話
ついについに!!小高の過去が明らかになりましたー!! 彼女はやっぱり智樹の母親だったんですね。 麻酔医になってからの多忙な日々が、直接ではなくとも 彼の下半身麻痺につながる事態を引き起こしてしまった..
2007-12-02 10:03
+Paraiso*Caprichoso+ : 『医龍2』第8話
一美ちゃん日記いつもあたしの日記を読みにやってきてくれる奇特な人たちのためにドラマよりも一足お先にあたしの計画の全貌、明らかにするね。でもその前に小高のことについてちょっとだけ触れようかな。あたしの日..
2007-12-02 10:29
せるふぉん☆こだわりの日記 : 医龍 Team Medical Dragon2 第8回
ある日、北洋に朝田を訪ねて黒田という弁護士が妻を伴いやってくる。黒田の息子、智
2007-12-02 21:25
「ボブ吉」デビューへの道。 : 堤真一さんの似顔絵。「SP」第5話「医龍 Team Medical Dragon2」第8話
●「SP SECURITY POLICE 警視庁警備部警護課第四係」第4・5話 似顔絵は、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」で使う予定のものでした(笑) 「テロリストの捜査や逮捕は、公安部の仕事..
2007-12-02 21:46
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