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2007年11月10日

医龍2 第五話

「決行!!運命の無輸血手術」

2007年11月8日(木)22:00-22:54

バーディバーという少な血液型の女子高生・美羽の手術。
朝田は少ない輸血を釈することで対応し、見事に終えた。
伊集院が走り回った望の星、バーディバーの持ち主探し。
北洋での手術だったが、野口は明真のものとして黒いところは相変わらず。

これ以上、10文字目のが思いつかなかった( ̄ー ̄;)

手術はもうぶっ飛んだ世界。
バーディバーの持ち主を捜して走り回った伊集院、
結局本人を見つけられずに、輸血センターの血を運ぶ。
スクーターがとても似合うね、かわいいぞ。
門脇はてっきりヒーローショー出演中かと見間違えたよ。

片岡、美羽の父嫌いを直してやろうと気のきいたことを言って、
いい人のように見えた。
しかし野口の黒い思惑には否定せずに乗っかる。
彼女の思惑、正体は一体…。

野口は片岡の優しさを見抜いているようだぞ。
心理戦が楽しい。

テレビが複数メーカーが登場するのは珍しい?
・野口の部屋と北洋の医局には、東芝REGZA ←管理人エデンも愛用
・北洋手術見学室には、シャープAQUOS
・北洋院長室には、シャープのポータブル液晶
・終盤、北洋の美羽の病室にはパナソニックVIERA
ケータイは統一されるけどね。

このドラマで中村靖日さんを知ったという人が多いかも。
主演映画『運命じゃない人』は絶対お薦め。
B001FVPJKY
運命じゃない人 [DVD]

2008-11-28

多大な労力のわりに、なんのリアクションもない、全セリフ。

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藤吉「どうする? 朝田」

朝田「今から、緊急オペを行なう」
外山「無輸血でどうすんのよ」
藤吉「輸血センターに連絡だ。
 少しでもいい。どこかにないか探し出すんだ」
伊集院「緊急オペです。入ってください。
 野村さんが必要なんです」

藤吉「俺は血液の確保に動く」
朝田「分かった」
背後には野村もしっかりついて来てくれた。

片岡「なんであの子がここに?」
藤吉「朝田に助けを求めに来た。その途中で大動脈解離に。
 向こうで何があった? あの子はそこまで追い詰められてんだぞ」

車の恩田へ電話、
恩田「一体どういうことなんだ?」
野口「どうやらお嬢様が
 看護師の目を盗んで出て行かれたようなんです」
恩田「病状は? 大丈夫なのか?」
野口「お嬢様はおそらく、急性大動脈解離。
 今動かすわけにはいかない。北洋に任せるほかは…。
 先生、何より我々が悔しいんです」
恩田「もういい! (ケータイを切り)北洋に飛ばせ!」

電話を切り、
野口「あの子は助からないが、
 恩田先生を敵に回すわけにはいかないからねえ」
藤原「緊急オペか…。輸血がなければ不可能ですね」
野口「うちで倒れたらと思うと、ぞっとするねえ、君」
(鬼頭は黙って部屋を出る)

北洋、
野村「伊集院先生。
 ぼ…、僕にはこんな難しいオペは無理です。
 もし僕のミスで患者を死なせてしまったら…」

藤吉「東都輸血センター(とうと)と話をしたが…」
伊集院「どうでした?」
藤吉「ダメだ。とりあえず近くのセンターにはない。
 今、どこでもいいから当たってもらってる。
 あと、バーディバーの血液型の人が
 センターに登録されてないかも探してもらってる」
麻酔医「そう言えば…」
藤吉「どうした?」
麻酔医「確か学会で、
 バーディバーのVSDのオペをしたという先生が」
藤吉「どこの何先生だ?」
麻酔医「山王大学の上田教授です」(さんのうだいがく、うえだ)
伊集院「上田教授?
 僕も外科学会でかわいがってもらってました」
朝田「伊集院、その教授に連絡だ」
伊集院「えっ?」
藤吉「その教授から患者さんへ連絡してもらって
 血液を提供してもらうんだ。
 お前は血液の確保に動け」
伊集院「だけど…」
朝田「麻酔医は出られない。助手は外山にやらせる」
藤吉「とにかく今回は血液の確保が最優先だ」
伊集院「分かりました」

北洋、
チョコ(Showa「チョコレート習慣」CACAO 70%)
を食べている小高に、
善田「小高先生、聞きました?
 緊急の大動脈解離のオペです。朝田先生を手伝ってください」
言われても無関心な小高。

電話、
野口「どうせ血液など見つからん。オペはできない」
木原「いや…、しかし」
野口「その患者は死ぬ。
 それに、明真の医者が関わってたらまずいんだよ。
 すぐ帰ってきなさい」
木原「は…、はい」

北洋、
藤吉「上田教授とは連絡ついたのか?」
伊集院「ええ。教授から本人に連絡入れてもらってます。
 とりあえず、その方の家に向かいます」
藤吉「こっちも引き続き輸血センターを片っ端から当たる。
 じゃあ、頼むよ」
伊集院「はい」
木原「伊集院…」
伊集院「あっ、すいません、今急いでるんで」
木原「あっ…」

手術室、
外山「血液はまだ見つかってないんだろ?」
麻酔医「ええ」
外山「どうするんだ?」
朝田「循環停止でいく」
野村「循環停止?」
外山「確かにそれだと血液ロスは最小限に抑えられ
 輸血は必要ないかもしれないが…」
川崎「無茶です! 循環停止は40分しかもちません」
野村「40分過ぎれば脳死になります」
朝田「40分以内に終わらせる」
野村「40分?」
川崎「大動脈解離とベンタールを?」
野村「たった40分で?」

見学室、
医師「大動脈解離とベンタールだぞ」
医師「解離している上行大静脈と
 逆流が生じた大動脈弁を含む大動脈基部を切除し、
 弁つき人工血管に置き換えて、さらに
 左右の冠動脈を再建しなければならない」
医師「それをたったの40分でやるっていうのか?」

外山「むちゃくちゃだよ。普通2時間はたっぷりかかるぜ。
 無輸血でできるわけないだろ」
朝田「他に方法がない。
 輸血ができない今、それしか、方法がない。
 これより、上行大動脈置換術と、ベンタール手術を行なう。
 メス」
川崎「はい」

院長室、
藤吉「分かった。伊集院にも伝える」
善田「40分…」

朝田「人工心肺装着完了。超低体温で行なう。
 膀胱温(ぼうこうおん)が20度になったらコールしろ」
野村「あっ…、はい」

明真、
ミキが走ろうとするところを荒瀬が止める。
荒瀬「無駄だ。急性大動脈解離なら今から行っても…」
ミキ「だけど、輸血なしでオペなんて!」
荒瀬「信じるしかねえだろ。ヤツらの腕を…」

手術室、
川崎「心臓、停止しました」
野村「膀胱温、20度になりました」
朝田「フローダウン。
 SVC、スネアダウン、循環停止」

オープニング

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

朝田「鑷子。電メス」
川崎「はい」
外山「鑷子。サッカー」
川崎「はい」

善田「もしもし? 西東京輸血センターですか?
 あの、わたくし、北洋病院の…」
藤吉「そっちはどうだ?」
伊集院「今、バーディバーの保血者、
 門脇妙子さんの自宅につながりました。
 だけど、たった今、外出したと。
 恐らく、近くのショッピングモールじゃないかと」
藤吉「分かった、とにかくそっちに向かえ。
 分かってるな? リミットは40分だ」

朝田「剥離終了」
外山「複雑に血管が入り組んだ
 大動脈基部の剥離がたったの3分かよ」
野村「だけど…」

医師「いくら朝田先生でも、40分で上行置換とベンタールは…」

朝田「大動脈を切開する。メッツェン」
川崎「はい」
(朝田の手が止まる)
外山「何だ、これ…」

医局、
松平「解離が、弓部大動脈まで裂けてるじゃねえか」

外山「術前の診断では…」
野村「上行大動脈だけだったのに…」

善田「なんてことだ」
藤吉「診断してから手術までの間に
 病変が進行していたっていうのか?
 弓部大動脈まで換えていたら、倍以上の時間はかかるぞ」

藤吉「通常、一本の血管を再建するには、
 二ヶ所を吻合するだけ。
 しかし、弓部大動脈を再建する場合、
 脳に血液を送る二本の血管と、
 左手に血液を送る一本の血管に枝分かれし、
 三本の重要な血管の再建を加えなければならず、
 五ヶ所の吻合が必要となる」

外山「ここまでか…。しょうがないな」
朝田「弓部大動脈の置換術を追加する」
外山「えっ?」
朝田「まだ時間はある」
外山「だって…。
 これ…、いくらあんたの速さでも循環停止時間内だと
 弓部置換を終わらせるのが関の山だ。
 ベンタールなんて…」
朝田「諦めるな!
 どんな状況になろうと、最後まで絶対に諦めない、
 それが俺のチームだ。
 24ミリ、3分枝(ぶんし)人工血管を用意しろ」

医師「まだやるのか」
医師「弓部大動脈の再建。倍以上の手間だぞ。万事休すだよ」

朝田「人工血管は?」
川崎「準備できました」
外山「鑷子」
川崎「はい」
朝田「ディスタール吻合、開始
 4−0サージプロ」
川崎「はい」
朝田「いくぞ」

医師「片岡さん」

恩田がやって来て、片岡が出迎える。
恩田「あっ、美羽は?」
片岡「お嬢さんは今、循環停止下で大動脈解離と
 大動脈基部の再建術をしています」
恩田「血は!? 血はどうなってるんだ!?」
片岡「全力で探しておりますが、まだ…」
恩田「ちくしょう」
権藤「先生、お時間です。党の会合が…」
恩田「わたしの…、わたしの血ではどうにかならんのか!?」
片岡「落ち着いてください。美羽さんの血は
 バーディバーという極めて珍しい血液です。
 先生の血でも…」
恩田「そうか…。親子でも無理か…。
 娘が死に掛けているというのに、また何もできないのか」
片岡「『また』?」
権藤「美羽さんが幼い頃、大けがをしたことがあったんです」
恩田「あのときも、何一つしてやれなかった…」
権藤「先生、毎朝新聞(まいちょう)の連中がかぎつけて、
 こちらに向かっているそうです。早く出ないと…。
 先生、今、スキャンダルが出たら、選挙に勝てませんよ。
 先生の支持者はどうなるんです?」
(片岡が考えに考えて言葉を発する)
片岡「先生、美羽さんをオペしているのは、うちの最高の医師です」
恩田「そいつは美羽を救えるのか?」
片岡「はい」
恩田「頼んだ。頼んだ…(嗚咽)」

朝田「メッツェン」
川崎「はい」
朝田「ディスタール吻合、終了。
 続いて、左鎖骨下動脈の吻合に移る。
 4−0」
川崎「はい」

電話、
善田「ある? バーディバーが?」
男「ええ、うちの輸血センターには冷凍保存で400ccほど」
善田「400…。いや、いい。少しでも欲しい。
 すぐ届けてもらえますか?」

東日本輸血センターから
『輸血センター 血液製剤搬送用』のボックスが出発。

電話、
藤吉「見つからない?」
伊集院「さっきから、保血者の門脇さんにケータイに
 コールしてるんですが、通じないんです!」
藤吉「こっちも400しか確保できていない。まだまだ足りない。
 引き続きそのモールを捜してくれ」
伊集院「分かりました」

ショッピングモール、
木原「伊集院!」
伊集院「木原先生」
木原「話は聞いた。捜すなら、一人でも多いほうがいい」
伊集院「でも…」
(そこへ木原に着信。野口からだ。確認したうえで出ずに切る)
伊集院「先生…」
木原「明真にだって医者はいるんだ。
 捜そう」
伊集院「はい!」
木原「い…、いいよな、これで? ハハハ…」

手術室、
朝田「メッツェン」
川崎「はい」
朝田「左鎖骨下動脈吻合終了。
 4−0」
川崎「はい」
朝田「吸引、急げ」

明真、
鬼頭「次のカンファレンス始めるわよ」
荒瀬「よお!
 患者見捨てたのか?」
鬼頭「あの患者は自分の意思で北洋に行ったのよ」
荒瀬「ここで発作を起こしてたら? 助けられた?」
鬼頭「どこだろうが、あの症例を無輸血でオペするなんて
 不可能でしょう?
 目の前の一人の患者より、十年後の一万人を救う。
 それが今の明真の使命よ」
荒瀬「あいつなら!
 朝田なら、両方救うかもしれねえぜ」

朝田「4−0」
川崎「はい」
朝田「左総頚動脈(そうけい)、吻合終了。タイムは?」
畑山「残り九分です」
朝田「よし」

善田「すごい…」
藤吉「あっという間にディスタール吻合を行ない、
 左鎖骨下動脈、左総頚動脈の再建まで終わった。
 あと腕頭動脈(わんとう)の再建を終えれば、
 弓部大動脈の再建は終了する」

小高「循環停止時間内に弓部大動脈の再建はできそうね」
松平「でもそこまでだよ。血液も来てねえ。
 ベンタールどうすんだよ?」
小高が、チョコが切れて買いに出ようとすると、片岡と出会う。

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ショッピングモール、
木原「門脇さん、いらっしゃいますか?
 違いますか、すいません。えーと、うわっ、人多すぎ。
 門脇さんですよね? だーっ! 門脇さーん!
 門脇さん! あっ、違う、明らかに違う(子供だ)」
伊集院が時計を見ると、残り七分。

小高「何?」
片岡「大動脈解離のリペアは、成功する。
 問題は、次のベンタール手術」

朝田「メッツェン」
川崎「はい」
朝田「弓部大動脈、および、3分枝の再建、終了」
野村「終わった…」
外山「すげえ。でもベンタールまではさすがに無理だったか」
(残り三分三十秒)

小高「血液は?
 (片岡が首を振り)
 じゃっ、無理ね」
片岡「朝田は、最初から最悪の事態を想定してるわ」

朝田が何か作業を始めて…、
外山「何やってる? もう無理だろ?」
朝田「人工心肺を回せ。野村」
外山「何、言ってる? 血液は来てねえよ!」
野村「回しても、このままでは人工心肺から離脱できません」
外山「離脱できなきゃ意味がねえだろう!」
(間をためてためて…)
朝田「希釈する」
一同「えっ…」
朝田「血液を超希釈し、
 総量を増やすことで、循環血液量を確保する」
野村「なんだって?」

松平「超希釈?」

善田「血液を薄めるわけか」
藤吉「血液を薄めて量を増やし、人工心肺を回す。
 それなら、出血や血球破壊などで失う血液の量も、
 薄まっている分、少なくなる」
善田「理論上、とりあえず輸血しなくても、
 人工心肺を維持できるようにはなるが…」
藤吉「人工心肺の管理と希釈の調節がむちゃくちゃ難しい」
善田「間違えれば、脳に充分な酸素が回らなくなる」

片岡「MEと組んで、血液データを分析し、
 血液の希釈の程度を決めるのは麻酔医の役目。
 それにこの術中管理、あなたじゃなきゃできないわ」
小高「買いかぶりすぎよ」
片岡「あなたがオペ室に入らなかったら、あの子は確実に死ぬ。
 まだ17歳よ。親の前で見殺しにしていいの!?
 (声を荒げる片岡。
  小高が熱くなる片岡に首を傾け、
  片岡は冷静さを取り戻す)
 あの子は議員の娘よ。
 わたしのビジネス構想のためには死なせるわけにいかないの」

# 片岡、公式サイトによると、30歳。
 我が娘を失ったか、姉か妹を失ったか、
 大事な人を失ったからこそ、熱くなってしまったのかもね。

野村「無理です。僕にはもうこれ以上できません」
朝田「お前が人工心肺を回さなかったら、この子は助からない」
野村「でも…、僕が死なせてしまう。
 できません! 僕は…」
朝田「おまえだけじゃない!
 オペが怖いのは、お前だけじゃない。
 命を前にして、おびえのないヤツなどいない。
 だけど…、俺たちはチームだ。
 一人じゃ無理でも、お前の後ろには仲間がいる。
 お前は、一人じゃない」
(野村はチームを見渡して…、美羽を見て…、目つきが変わった!)
野村「やります。
 リンゲルとアルブミン」
畑山「はい」
野村「準備できました」
朝田「ポンプオン」
(ドアの開く音)
小高「わたしもちょっと、乗っかろうかなぁ。
 今のリザーバーの血液量は?」
野村「ヘマットクリット、15パーセント、
 ヘモグロビンが5mg/dl、
 880ミリリットルです」
小高「SVO2(エスブイバーオーツー)が60を切ってる。
 一時的にO2流量を上げて、
 フルフローを3.9リットル」
野村「あっ、は…、はい」
朝田「これより、ベンタール手術を行なう。
 メッツェン」
川崎「はい」
朝田「外山、コンポジットグラフトを作成してくれ」
外山「分かった」
小高「700ミリリットルよ」
外山「700?」
野村「いくら血液を超希釈して、
 人工心肺を回すとはいえ、血液量自体は
 体のいろんな部分で消費されていきます」
小高「血液量が700ミリリットルを切れば、
 人工心肺は回しても、人工心肺からの離脱はできない」
外山「離脱できないと死ぬぞ」

医師「700ミリリットル切るまでに血液が届かないと…、
 患者は死ぬ」

小高「このラインが…」
野村「デッドライン」

電話、
男「もしもし、東日本輸血センターです。
 今ですね、あの、渋滞に巻き込まれてしまって、
 全然車が動かない状態なんですよ」
藤吉「さっきの400cc、事故渋滞でまったく動かないようです」
(善田のため息)

ショッピングモール、
留守番電話<門脇です。ただいま電話に出られません>
伊集院「ちくしょう、せっかく少し時間が延びたっていうのに」
木原「伊集院! 呼び出してはもらったが…」
伊集院「どこにいるんだよ」
(走る伊集院たちのすぐ近くで…)
女「かっこいいねー。でさ、門脇さん、どうなのよ、最近」
妙子「うちなんかもう全然なんだから」
女「いいわよ、門脇さんのとこなんて」
(門脇妙子のケータイが鳴り続けているが、騒音でまったく気づかれない)

司会「それではお呼びいたしましょう。
 恩田議員、よろしくお願いします」
恩田が気を引き締めて、党大会に出席。(民政党)

北洋、医師「血液はまだか」

CM

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

手術室、
小高「末しょう血管を開き過ぎないように注意して。
 希釈されているから、いつもより多めに血管を閉める薬を」
野村「酸素消費量を減らすため、15度まで体温を下げます。
 氷、入れて」
小高「体温を冷やしすぎると、
 血液粘度が亢進(こうしん)するからね」
野村「あっ、ACT300、SVO2 60、キープできてます」

医師「なんだ、あの麻酔医とME…」
医師「ホントにうちの医者か!?」

朝田「大動脈弁、切除終了。
 思った以上に基部への解離は進行している。
 急ぐぞ。メッツェン」
川崎「はい」
小高「ハルンが出だした。アルブミンをもう1バイアル追加」
野村「あっ、はい」

善田「まだ見つかってませんか。
 700ミリリットルなんて、あっという間に切りますよ」
藤吉「伊集院、センターの血液は恐らく間に合わない」
伊集院「じゃあ、門脇さんは木原先生に任せて、
 僕がそっちを取りに行きます」
藤吉「急げ」
伊集院「はい」

畑山「ハルンが赤くなってきてます!」
小高「溶血尿(ようけつにょう)ね。ハプト用意して」
外山「よし。コンポジットグラフト完成」
朝田「冠動脈を分離する」
外山「鑷子」
川崎「はい」

藤吉「あとはコンポジットグラフトの逢着(ほうちゃく)と
 冠動脈の再建だ」
善田「でも、リザーバーの血液量は、もう800ミリリットルを切ってる」

朝田「左冠動脈、分離。続いて右だ」
外山「んっ? 右の冠動脈が裂けてる」
朝田「外山、急いで足から静脈を採取しろ」
外山「コンポジットグラフトの逢着は…」
朝田「俺がやる。3−0タイクロン、プレジェット付き」
川崎「はい」
外山「クーパー」
川崎「はい」

医師「ダメだ、もう…」
医師「血液が…!」

善田「まだか…。血液はまだか」

松平も拳を握って成功を祈る。

交通渋滞の間を抜けて伊集院の原付スクーターが走る!
男「あなたは?」
伊集院「北洋病院の伊集院です。あとは僕が引き受けます」
男「うかがってます。よろしくお願いします」

# BGM、第三話最後のかっこいい曲。

朝田が難しい手術を進め、伊集院が血を預かって急いで北洋へ帰る!

伊集院、ようやく到着!

手術室、
(警告音、700を切りそう)

伊集院「血液です!」
畑山「はい!」

手術スタッフに渡して、見学室、
止まったように静かな手術室を見て伊集院「遅かった…」

朝田「ベンタール手術、終了」
外山「やった!」
野村「やった」
川崎「やった…、成功だ!」
外山「なんとかやり終えたぞ!」

院長室、
藤吉「やった」
善田「素晴らしい連中だ(拍手)」

医局、
松平はこぶしを振る。

見学室、
(拍手)
医師「やり終えた」
医師「奇跡だ」
伊集院「よかった」
片岡も微笑む。

(ドアの開く音)
畑山「血液です」
野村「はい。補完します」
200まで減っていた目盛りがどんどん回復。
野村「血液、送ります」(ポンプオン)

党大会、
秘書から耳打ち、
恩田「そうか…、やってくれたか…。北洋の連中…」

明真、
野口「助かった!?」
藤原「はい」
野口「成功させた!? 無輸血オペを!?」
藤原「信じられません…。
 野口先生、恩田先生は多分ご立腹…」
野口は気を失ったかのように目を閉じていて、藤原は退室。

ドア前、
木原「あっ(藤原とすれ違い会釈)
 (入室)
 失礼します。
 すいませんでした!
 つい、良心の呵責を感じてしまい、
 血液の確保を手伝うようなまねをしてしまいました。
 でも結局、役には立たなかったんで、
 明真はオペとはまったく無関係。
 とにかく、すいませんでした!」
野口「よくやったよ、君」
木原「えっ?」

ICU、
美羽「この病院に来て、よかった」
小高「これ、お返し。忘れてたから。
 借りは返す主義なの。カカオ70パーで大人の味よ」
(商品チョコレート習慣)
美羽「ありがとう」

野口「先生、この度は…」
恩田「心臓移植認定施設への後押しは、これでなくなったな。
 北洋のオペをしてくれた連中は、元は明真にいたそうじゃないか。
 それを追い出すとは、トップの君の資質に問題がある。
 これ以上、君と話すことはないよ」
野口「先生、少し早急に過ぎませんか?
恩田「なんだと?」
野口「ご存知なかったんですか? 恩田先生。
 美羽さんのオペは、うちの、明真の医者が切ったんですよ」
恩田「何?」
野口「うちの木原という医師が、わたしの指示で急きょ駆けつけ、
 北洋のオペ室を借りて、成功させたんです」
恩田「ハハハ! そんなバカな!」
野口「ねえ? 片岡ちゃん」
(片岡、それを聞いて顔をこわばらせていたが…、微笑んで…)
片岡「事実です。先生」
恩田「信じられるわけないだろう!
 あのとき君は、北洋で最高の医師が…」
片岡「いえ、信じてもらわなければいけません。
 でないと、『元厚生労働大臣、恩田哲三に愛人の娘がいた』、
 この記事が、週刊誌の見出しを飾ります。
 それに麹町(こうじまち)の事務所費の問題、
 これもまだ、どこもつかんでない話ですよね?」
恩田「君…」
片岡「美羽さんのオペは、明真の医師がやりました。
 先生は従来どおり、
 明真の心臓移植実施施設の認定に尽力していただく」
野口「先生、これで‘ウインウイン’です(ジェスチャ)」
恩田「君はいつからそんな…」

テレビ放送出演、
恩田<官僚に頼るから、政治家もなめられるんですよね。
 あっ、こう言っちゃ何ですが、
 わたしは彼らに何かを尋ねたことなどは
 一度もありません。国民のために
 より良い政策を遂行しようとすればですね…>

美羽「忙しいんだね、いつも。どうでもいいけど」
片岡「自分の信念のためなら、
 何かを犠牲にしなきゃならないときもあるわ。
 だけど、先生のあなたへの愛情は本物よ」
美羽「バッカみたい。どこが?
 毎月お金を振り込むのが愛情なの?」
片岡「子供の頃、旅先で大けがして運ばれたそうね?
 あのとき、あなたを運んだのは、お母さんじゃない。
 恩田先生よ」
美羽「嘘…」
片岡「恩田先生は、大スキャンダルになる危険を冒して、
 必死になって病院を探したの。
 先生の秘書が政治生命を考えて事実は隠ぺいしたけど、
 今回だって、ずいぶん取り乱してたわ。
 黙っててもらうのに苦労した」

その後、
権藤「片岡さん、彼女を運んだのは母親です。
 どうしてあんな嘘を?」
片岡「あの子が騒いで、マスコミにでもかぎつけられたら
 恩田先生、困るでしょう? わたしも困るの」

病室、
権藤「では、わたしはこれで」」
美羽「ねえ、あの人に渡してくれる?(紙のメモ)」

後日、北洋、
藤原「よろしくお願いします」
(朝田に書類を渡す)
片岡「担当医からの引継ぎ事項です」
藤原「(野村に)おまえにこんなマネができるとはな。
 まっ、よっぽど、一緒に付いた麻酔医が優秀だったんだろう」
野村「先生!
 先生のおかげです」
藤原「はっ?」
野村「先生のおかげで、
 本当のチームがどんなものか、教わることができた」
藤原「何言ってんだ?」
野村「ありがとうございました(ペコリ)」

恩田「審議官」
審議官「はい」
恩田「ひとつ聞きたい」
審議官「これは、お珍しいですね。なんでしょう?」
恩田「このメールだがね、こいつはどうやるんだ? うーん…」
(美羽からの紙のメモ、
 そこには美羽のメールアドレスが書かれていた miu.miu.1989@ezweb.ne.jp

美羽の登校、
真理絵「美羽!」
美羽「あっ、おはよう!」
真理絵「おはよう!」
美羽「ちゃんと勉強した?」
真理絵「うーん…、昨日、なんか勉強しよう思ってるんだけど。
 勉強した?」
美羽「うーん…」
真理絵「じゃあ、同じ感じだ?」
美羽「頑張ろうね」

明真、野口の部屋、
藤原「解雇? わたしが?」
野口「当然だよ。
 主治医の君が責任取らなくてどうする?
 もういいから下がりなさい」
片岡「じゃあ、わたしもこれで」
野口「ねえ。
 君は、あの子が助かればいいと思ってた?」
片岡「えっ?
 もちろん。恩田先生の娘ですから」
野口「それだけ?」
片岡「ええ」
野口「ならいいけど。僕の仕事のパートナーに、
 甘っちょろいヒューマニストは必要ないからねえ。
 片岡さん」

北洋、
朝田の前に外山が立ちはだかる。

終わり

次回予告直前に、
野村MEを演じる中村靖日さんからのプレゼント告知あり。
変顔で楽しいね。声は渋いぞ。主題歌CD50名に。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

キャスト
朝田龍太郎(坂口憲二)天才外科医
片岡一美 (内田有紀)投資会社役員で北洋オーナー
伊集院登 (小池徹平)外科医
小高七海 (大塚寧々)麻酔医
荒瀬門次 (阿部サダヲ)天才麻酔医
里原ミキ (水川あさみ)天才器械出し
木原毅彦 (池田鉄洋)医師
松平幸太朗(佐藤二朗)消化器外科医
善田秀樹 (志賀廣太郎)北洋病院院長
外山誠二 (高橋一生)血管外科医
野村博人 (中村靖日)臨床工学技師
──────────
(渡邉紘平)北洋医師、見学室
(中沢純子)看護師、オペ看器械出しの川崎
(土屋史子)看護師、オペ看の畑山
──────────
(竜雷太)恩田
──────────
(黒川智花)緒方美羽、緊急手術
(小野了) 恩田の秘書官、権藤
(柳田衣里佳)美羽の友人
藤田三三三)一話にも出た北洋医師
飛田晃治)同上
(三枝貴志)北洋麻酔医
──────────
(大鶴義丹)エリート医師藤原
──────────
出口高司)恩田つきの審議官?
稲葉大助)血液センター職員、-D-を輸送
橋本智恵子)門脇妙子、-D-血液型を持つ
山内紅実)門脇の友人
──────────
藤吉圭介 (佐々木蔵之介)
鬼頭笙子 (夏木マリ)
野口賢雄 (岸部一徳)
──────────

脚本 林宏司
演出 葉山浩樹

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・400mlの輸血補充しても、200を切ってるから700に届かずに危険な状態?
 手術が成功したからその辺は体調的に無問題かな。
・次週は停電。でも停電用の予備発電があるはずでは?

B000VZK7YI
「医龍2 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラック

TVサントラ
UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 2007-11-28

B000VZE26M
AI : ONE

UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 2007-11-07

B000V9QY78
黒川智花 K~卒業~ [DVD]

2007-11-02

どらま・のーと弐 | 医龍 Team Medical Dragon2 KARTE:05

追記:miu.miu.1989@ezweb.ne.jpのメール、興味あるよな。送信してみた。結果は…。




posted by エデン at 17:39 . | Comment(10) | 医龍2
この記事へのコメント
何にも反応がないのですか?
素直に、お疲れ様です。
医龍は毎回見ているので、本当にすごいです。
Posted by hans at 2007年11月10日 21:44
おっ、ありがとね。
世間の人はやっぱり感想を求めるのであって、
こんなセリフ記事はいらないのかなと。
Posted by エデン at 2007年11月10日 23:21
セリフ記事、毎回楽しみにしてます!
冷静なツッコミも、おもしろいです!
Posted by おしりかじりムシ at 2007年11月11日 14:58
ありがとね。
やめようかと思ってたけど、続ける意欲が少し出たよ!
Posted by エデン at 2007年11月11日 22:37
>彼女の思惑、正体は一体…。
実は、医者じゃないかと思ってるんですが、どうでしょう?(笑)

いや、ここまで特殊な状況で、それをクリアできるって
現存する医師で可能な人は、いるんですかね。
もはや医療ドラマではなく、精神世界のドラマになってきてるような気が(笑)
Posted by SHINGO。 at 2007年11月12日 01:52
第三話で鬼頭が言ったとおり「あなた医者?」って感じですよね。
今回、片岡は朝田が希釈することを見越して小高に声をかけたし、
朝田並の知識がありそうですね。

>現存する医師で可能な人
うーん、ゴ○ゴ13並の人がいるらしいし、朝田並の人も!?(笑)
Posted by エデン at 2007年11月12日 23:32
セリフの入力、聞き取れないことがあるので、助かっています。やめないでください。
Posted by マムコメ at 2007年11月17日 19:46
ありがとね。テンション低く、ペースが遅くて時間がかかるけど待ってて☆
Posted by エデン at 2007年11月18日 00:09
いつも見てます☆
ホントニすごい!!!!
Posted by ペコ at 2007年11月18日 14:24
ありがとね。第六話、アップできたよ。
Posted by エデン at 2007年11月19日 21:34
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