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2007年02月08日

ひとつ屋根の下 第十一話

あらすじ
 小梅は工事現場に連れ込まれ、頭を打って気を失い、男はベルトを緩める。

 達也が心配して迎えに行く。道端に学生カバンが落ちていて小梅のものだった。工事現場に入っていくと靴が落ちている。奥へ進むと放心状態の小梅を発見。近づこうとするが…。「来ないでえええ!」

 その後、病院で手当てを受け安定剤で眠る小梅。達也、雅也、小雪たちは医者から「少量の体液が検出されました」と告知され、さらなる衝撃を受ける。

 犯人は捕まった。19歳の予備校生、いらいらしてやった。家で知った和也は怒って犯人をぶっ殺すと言って警察へ向かおうとするが、雅也が引き止める。
 和也「離せ! チィ兄はこのままでもいいのか!!」
 雅也「俺だって気持ちは一緒だ!!」

 その後、弁護士が示談の話し合いをしにやって来た。
 「ご存知の通り、加害者はまだ未成年です。犯罪暦もなく、いたって純粋な若者でありまして、今度のこともひとつには背景となるゆがんだ受験戦争というものがありまして、そういう意味では彼もまたある種の被害者だと思うんです。万が一、裁判沙汰になるとしても、そこら辺の社会背景、前途有望な青年であるということから、刑は非常に軽減されると思われます。また妹さんが法廷に立つようになれば、周囲や学校また社会的な好奇な視線にさらされるわけです。また裁判そのものの心理的圧迫、それら全てと引き換えにしても出される刑というものは、この種の判例としてはとても軽いものです」

 雅也「妹をそんな目にあわせるつもりは俺たち兄弟にはない!」
 弁護士はそれを聞いて安心して、前金10万円を差し出した。

 和也「ふざけんな、おっさん。無理やり犯してよ、顔や腕に怪我までしてんだぞ!」
 広瀬「こっちの様子を見ようって腹か!」
 雅也「うちの経済事情調べて、こんなもんでいいと。またなんか言ってきたらあとで色つければいいって、そういうつもりですか!」

 達也は皆を静めて、
「うちはご覧の通り、とても裕福じゃありません。けど、別にそれを卑下していないし、貧しいことを恥じることじゃないと思っていますから。金のこと云々はどうだっていいです。それより一体どうなってんですか? 親御さんが来てないじゃないですか。幼稚園で習いませんでしたか? 『悪いことしたら謝る』と。その前途有望な青年とやらは警察にいて来れないのは分かる。だったらその親が真っ先に来て謝るのが筋じゃないですか?」と言って、弁護士に金を戻し追い払った。

 小梅は退院するが放心状態。
 和也の会社が襲われた。

 小梅は広瀬に「もうお母さんみたいになれないね」と言って涙する。
 広瀬は心の傷を癒すためにも、自分の富山への移転話を出し、一緒に住もうと言う。
「俺があの時送っていってやったら、こんなことにならなく。せめて、罪滅ぼしさせてくれ」と悔し涙を流す。

 達也のいない食卓。雅也は達也がいつもと違ってボーッとしてたと言い、裁判なんてせずにそっとしておくのがいい、時間が解決してくれると言う。

 達也は女性弁護士・大橋に会って相談する。大橋は男性弁護士と似たような話をして、早期示談を勧める。達也が「妹はまだ17なんです」と言い、大橋は驚く。達也「告訴お願いします」。

 和也が出勤すると、給料を渡され、先日の事件の影響で解雇された。

 利奈は舞台復帰をした。

 広瀬は小梅をしばらく引き取りたいと話すが、達也は無言だ。ちょうど帰ってきた和也がクビになったことを達也は知っていて、理由も聞かずに責め立てる。言い争って、「出て行け」と和也を追い出した。達也はやっぱり様子がおかしい。

 復帰の利奈に雅也が死を忠告するものの、利奈は笑顔を返す。

 出て行った和也の行き先、それはワル仲間のもとだった。

 大橋が家にやって来て、雅也に頼まれて、小梅に告訴に関して話す。初めて知った雅也たち。雅也は強く反対する。きっと忘れる日が来ると言う雅也を達也が突き飛ばす。
「このうちの長男は俺だ!! 親がいねーんだからな、この俺が父親代わりなんだよ!」
 小梅に訴えよう、守ってやると言うが、小梅はおびえるのみ。

 その後、文也から雅也が小梅を連れて出て行ったことを聞かされる。
 連絡を受けなかった達也が問い詰めると、達也を除く皆が文也と同じ意思で、告訴は避けて、黙ってそっとしておきたいのだ。
小梅「そんなんじゃみんな離れて行っちゃうよ。みんなバラバラになっちゃうよ」
達也「俺のやることに文句があるんならな、おまえらも出て行きゃいいんだよ!」

 古傷の痛みを感じながら市民マラソンに向けた練習に励む達也。
 皆の言葉を振り返り涙を流す。


 深いな。
 相手弁護士の言葉はそのまま小雪に当てはめて返すことが出来る。それでいて犯罪を犯した側の立場が考慮されるのは理不尽すぎる。幸い、後の大橋弁護士の言葉で勝訴は確実とある。

 利奈を含む皆の強い想いが描かれ、いざ文字にするにはかなりの労力。しかもうまく表現できないし。

キャスト
柏木達也(江口洋介)
柏木雅也(福山雅治)
柏木小雪(酒井法子)
柏木和也(いしだ壱成)
柏木小梅(大路恵美)
柏木文也(山本耕史)
日吉利奈(内田有紀)女優志望の病人
熊沢慎二(中丸新将)相手の弁護士
(山本顔ノ介)
(中谷美紀)利奈のライバル女優
(藤井雅宏)
(古川九一)和也の友人(ワル仲間)
(西崎博)
(志村和彦)
(須永慶)医者
(森山米次)
(金子浩子)
(児玉頼信)和也の会社社長
(山崎一)利奈たちの事務所関係者
(萩原等司)
大橋里枝子(萩尾みどり)女性弁護士
広瀬幸夫(山本圭)柏木父の親友

脚本 野島伸司
演出 中江功

第11話 「引き裂かれた絆」(1993年6月21日)視聴率37.8%
wikipediaから

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posted by エデン at 00:08 . | Comment(0) | ひとつ屋根の下
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